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旦那に愛されてないかも…一緒にいるほど寂しくなる夫婦関係

結婚して数年の月日が経ち「私もう、旦那に愛されてないかも?」と不安になることはありませんか。

当然、結婚とは家族になるということです。いつまでも恋愛していたころのようにはいかない、ましてや子どもが生まれればさらにふたりきりの時間は減ります。

お互いを異性という目で見ることは少なくなって当然。

ただ、頭ではそれをわかっていても、女性は心のどこかで「いつまでも女性として大切にしてほしい」「愛されていることを実感したい」という思いを抱くのではないでしょうか。

「私のこと愛しているの?」「本当に大事だと思ってる?」なんて聞けるはずもない。いちいち確認するなんて重たいし恥ずかしい。

結婚したのだから、母親なのだから、関係が変化していくことを素直に受け入れなくちゃ。結婚ってそういうものでしょう

そんな風に、自分の不安を見ないようにしていることもあるはず

この記事では「旦那に愛されていないのではないか」と寂しく、不安になっている女性に向けてお話をしていきます。

※ここでは「夫婦の気持ちのすれ違い」を解消するお話を掲載しています。暴力や暴言、モラハラなどのDVに関係することはまったく別になりますのでご理解ください。

「夫に愛されてない」と感じるのはどんなとき?

夫に愛されていないように思ってしまう瞬間には、複数のパターンがあります。「どんなときに寂しさを感じるのか?」というケース例を見てみましょう。そこから共通点を探して、解決策に導くことができるかもしれません。

会話が減ったと感じるとき

結婚して月日が経つと、会話の量は必然的に減ってきてしまうものです。

話したいことがあっても、どこか疲れているように見えたり、スマホや趣味に夢中になっているように見えたりして、声をかけにくかったり。

会話自体が減ることに加えて、会話の内容がとても事務的になる感覚もあるかもしれませんね。会話やメールも業務連絡と化し、以前のような会話らしい会話というのは少なくなります。

スケジュールの確認だったり、家系の状況だったり、暮らし上で必要となる「相談事」や「連絡」のような話で終わってしまうことも多いです。

さらに、結婚生活が長くなればなるほどふたり個人の心が行き交う会話は減ります。子どものこと、地域のこと、お互いの両親のこと……そこには恋人だったころの「愛の確認」などはまるでありません。

女性としては、もっとも身近で強い絆で結ばれたはずの旦那さんと「会話を楽しみたい」と思うはず。子どものことやふたりのこと、日々の他愛もないできごとなど、どんなことでもいいから笑い合いたいのです。

夫の態度がそっけないとき

会話が減る、会話の内容が変化すると同時に、夫の態度がそっけなく、味気ないと感じることも増えてくると思います。

「ああ」とか「うん」とか、聞いているのか聞いていないのかはっきりわからないようなことも多い。「何でもいいよ、決めてくれれば」なんていう、他人事のような感じになることもあるのではないでしょうか。

妻と夫という愛情で結ばれた関係ではなく「同居人」のような気持になることもあるかもしれません。ましてや、女性が家事や育児の大半を担っているような関係では「私は家政婦なの?」「あなたのお母さんじゃないのに」なんていう気持ちも生まれる。

夫のそっけない態度に、毎回心が冷えていくような気持ちです。

大変な状況でも、助けてくれないとき

妻が大変な状況にあるとき、旦那さんが助けてくれないという憤りによって、愛されている実感がもてなくなっていくこともあります。

たとえば、育児で手一杯なのに手を貸してくれない、休みなく動いているのに夫だけ好きなことをする時間をもっていること、何かお願いごとをしてもすぐに動いてくれない……悩みは人それぞれではありますが「私のことを気にかけてくれていれば、助けたいと思うはずではないか?」という気持ちはそこにあるはず。

女性としては「普通に考えて、この状況でその行動は不親切じゃない?」と思ってしまうことはたくさんあるでしょう。

自分のことばかり優先するとき

休みの日でも、自分の好きなことばかりしていたりする。仕事から帰宅してからも、話もしないでずっと黙ったまま。そんな旦那さんを見て「一緒にいるのに、なぜコミュニケーションをとろうとしないのか?」と不可解に思うこともありますね。

「ここに私がいるのに……」「子どもそっちのけで自分のことばかりするなんてどうなの?」と憤りを感じても不思議ではありません。

ここまでくると、ひとりでいるときやワンオペ育児をしているときよりも、旦那さんと一緒にいるときのほうが寂しさを感じたり、イライラしやすくなってくることもありますよね。

自分や家族に関心がないように見えるとき

旦那さんは「自分や子ども、家族にそもそも関心をもっているのか?」と疑問に思うようになってきます。

会話がない、態度がそっけない、助けてくれない、自分のことばかり……とここまで見てきた状況を踏まえると、旦那さんが自分に愛情をもっているか、関心があるのかどうかさえわからなくなります。

女性として愛されたいというのは、もはやわがままなのかもしれない。でもせめて、夫や父親としてもう少し関心を寄せてほしいと感じている女性は少なくありません。

旦那に愛されてないのではなく、男性の特性を知らないだけかも?

写真:ブルック・ケーグル・オン・アンスプラッシュ

あなたの旦那さんが、あなたのことを愛しているかいないかは、正直なところわかりません。しかし、あなたが旦那さんに対して抱いている不満や、旦那さんの欠点と思える行動が、実は男性としての「特性」である可能性はとても高いです。

男女は違う生き物であるということや、男性脳と女性脳には違いがあるということはきっと多くの女性が知っていることでしょう。しかし、それは具体的にどんなところなのか?を深く掘り下げている人は少ないのです。

男性と女性のメンタルケア方法は真逆!?

旦那さんに愛されていないと感じる原因の多くは「会話が少ない」「そっけない」「私に興味がないように見える」というコミュニケーションのすれ違いからきていますよね。

でも、本来男性は、人と他愛もない話をして笑い合うことがストレス発散にはならない、ということが非常に多いです。男性はひとつのことに集中したり、自分の興味関心の高いものに没頭したりすることで自分を調整したり、高めたりする傾向にあります。もちろん個人差はありますが、妻と話をしてストレス解消したいと思っていることは少ない可能性もあるのです。

一方、女性は人と話して共感し合うことで気持ちが楽になったり、前向きな気持ちになれたりするという特性を持っていますよね。「リラックスできること」「気分転換になること」「楽しいと感じること」といったメンタルケアの方法が、女性と男性では大きく違います。

旦那さんがあまり会話をしてくれないことや、何かを話してもそっけない対応だったりあれこれ理屈で応戦してくるのは、あなたに愛がないからではないのです。女性と男性では自分のメンテナンス方法が真逆であるというだけなのですね。

「話すことが心からの楽しみではない……なのにどうして、うちの旦那は飲み会に行くの?」という声も聞こえてきそう。

男性の中には、社交的に振舞うこと、アクティブに活動することが自分の社会性やアイデンティティを支えている人もいます。飲み会に挙って行く男性が、心の底からその場を楽しんで、リラックスできているかどうかは正直なところ疑問です。

家事育児「男の自分なんかが立ち入らなくても安心」

家事や育児に関心がない、と見える男性の心の中には、実は「男の自分なんかが手出し口出しをしなくても、十分うまくやっているから安心」という気持ちがあることも。

男性は察することや、背景・感情を推測して動くということはとても苦手です。なので、あなたが要領よくなんでもそつなくこなせる「デキる女性」であればあるほど、男性は安心して何もかもお任せ状態なのです。

もちろん、あなたはなんでもそつなくこなしている自覚はないかもしれません。でも「できるだけ自分でやろう」としたり「夫も疲れているから迷惑かけないようにしよう」と思うことはあるはずですよね。さらに、女性は元々家事育児といったマルチタスクをこなせる脳の特性を持っていますから、男性から見れば「任せて安心」という感覚になってしまうわけです。

当然、男性にとって家事育児は「女性の領域」でもあります。漠然とした感覚的に「男の自分なんかが、自分からガンガン立ち入ってはいけない」という念を抱いていることもあるのです。「うちの旦那は、そんな風に思っていない」と感じるかもしれませんが、これは男性として生きてみなければ決してわからない感覚でしょう。

助けてくれない、気にかけてくれないと思ってしまうのは、おそらくあなたがそれほど困っているようには見えず、とても上手に家事や育児をしているように見えているだけなのかもしれません。

「困っているんだ」「あなたに助けてほしいんだ」ということを声を大にして言わないと、男性はあなたの苦しみを理解できないのです。

旦那さんとの性衝動の違い

男性は結婚して長い月日が経つと、妻に対して「体を求める」くらいしか愛情表現をしないことも少なくありません。これは、どんなに繊細で色んなことに気づく男性であってもです。

それを女性は「都合がいい」と感じるかもしれませんね。それは気持ちとして、あって当然かもしれません。

ただ、男性の性衝動は「自分の意思ではコントロールしにくいもの」であると理解することも重要です。

男性の性欲は、女性の生理前後のホルモンバランスの乱れに置き換えて考えるとわかりやすいかもしれません。

生理前や生理中に、コントロールできない感情の乱れや体調不良、眠気などに悩んでいる人も多いはず。それは、あなたの意思でコントロールできるものではありません。男性の性欲というのは、それと同じで自分の意思で小さくしたり、大きくしたりすることはできないのです。

それでも中には、妻の様子やタイミングをうかがいつつ「今しかない!」とか「今なら大丈夫かな…」という淡い期待を込めて、誘っている人も少なくありません。コントロールしにくいものを、何とかコントロールしながら付き合っているのです。そして、それは女性よりも長い期間続きます。

しかし女性からすると「普段はまったく私を女性として扱ってくれないのに、夜だけは都合よく求めてきて一体どういうつもりなの?」という気持ちになるんですよね。

逆のパターンとして、まったく妻を求めてこなくなる旦那さんもいます。女性として見れない、魅力がないのでは……と不安になることもあります。

もちろん、妻を性的な目で見れなくなってしまうという男性は事実少なくありません。ただ、それは「愛していない」という一言で片づけられるものではない。子どもを産んだ妻に気安く触れられない、妻の心身の状態を考えているうちに誘うタイミングがわからなくなってしまった、一度断られたことが深く心に残ってしまっているなど……いろいろな理由が考えられます。

女性が生理中に、どうしようもなくイライラして旦那さんに八つ当たりしてしまっても、それは旦那さんを愛していないからではないですよね。性衝動と愛情はまったく別のものである、そして男性はその事実と格闘している可能性もあるとうことを理解すると、少し気持ちが変わりませんか。

「旦那に愛されていない」から「旦那をどう愛すか」へ

写真:ケリー・シッケマ・オン・アンスプラッシュ

ここまで読み進めていただければ、男性にとっての「妻」や「家族」とはどういうことなのかが、今までより少し理解できるのではないでしょうか。

あなたは、旦那さんに愛されたいとか、女性としてチヤホヤしてほしいわけではないはず。もっとわかり合いたいだけなのではないでしょうか

わかり合うためには、異性の脳の特徴を知ることがとても有効です。好き嫌い、趣味嗜好、考え方や捉え方、思考パターン、メンタル調整の仕方……本当に、大きな違いがあるのです。

違いがあるからこそ、男性と女性は一対になって子どもを育て、家族というシステムを構築していくことができます。セクシャルマイノリティのカップルであっても、男性性の強いタイプと女性性に近いタイプとでひかれあうことが多いのも、人間の生存本能として「一対」になって、足りないところを補い合うということが必要だからなのかもしれないと、個人的には思っています。

あなたと旦那さんがすべてにおいて同意でき、まったく同じものの見方、考え方、行動パターンをするとしたら、それはとても不自然でおかしなことなのですね。

真逆であって当然、くらいに構えるほうが身も心も軽くなるかもしれません。

愛する能力は「女性の方が高い」

筆者は「愛する能力」は、女性の方が高いと考えています。

ここで言う愛する能力とは、愛情の大きさではなく「家庭の全体像を見通して、先導する力」のことを指しています

女性は、ひとつのできごとに対してさまざまな感情を一緒に記憶し、それを長期的に保存しながら実生活に活かしていく能力に長けているのです。

家族とは、長い年月をかけて作り上げていくもの。女性はさらに、細かなことに気づき、察し、推測をするのが得意でもあるため、そこから経験することをさらに「感情」と一緒にどんどん蓄えていくわけです。

一方、男性である旦那さんは、身体で覚えた記憶を繰り返すことの方が得意なので、家庭の全体像を把握したり、先導をとっていくことは苦手です。何度も繰り返して技術を習得し、それを磨いていくことの方が得意です。

家族というものにおいて、愛する能力が高いのはやはり女性であると言っても過言ではないと、筆者は考えています。何も女性がすべての決定権をもったり、全面的に前に出るということではありません。

少しさがったところまで視座を広げ、見守り、観察する。そして「どんなアプローチをすれば、家庭が上手く回るか?」を考える。それが家族においての愛する能力ではないでしょうか。

女性は男性の三歩後ろを歩くという言葉が、昔からありますよね。それは「男性よりも前に出るな」というネガティブなメッセージではなく、少し後ろから静かに見守ること、全体を把握してしたたかに状況を俯瞰するのが、女性の素質だという意味なのかもしれません。

愛されたいと思うなら、まずは相手と自分の違いをよく知り、全体を見越して「旦那さんそのものを受容する」ことも必要ではないかと私は考えます。

受容するとは、そのままでいい、何もしなくていいというのではなく「男性にものごとを理解してもらうにはどうしたらいいか?」を考えたり「男性とわかり合うにはどうしたらよいか?」を考えるということ。

女性がそれをやっていれば、男性もおのずと変わります。動かない人、変わらない人を動かすためには、自分が動くしかないのですね。

それを「なんで自分ばかり」と思うよりも「人間っておもしろい」と思えるかどうか……。そこに、女性の愛する能力の本質があるのかもしれません。

あなたは本当に、旦那さんから一ミリも愛されていないと思いますか?

もちろん、なかなかわかり合えなかったり、自分ばかりががまんしているように感じたり、夫婦の間にはたくさんの悩みごと、困りごとがあります。

ただ、結婚のほとんどは「思っていたのと違うもの」です。最初から夫婦になれる人はいないし、最初からよき母、よき父になれる人もいません。

たとえ強い愛情で結ばれた夫婦でも、衝突したり気持ちが行違うことは必ずあるのです。もちろん、離婚もやむを得ないケースがあるのも当然ですし、それも選択肢のひとつ。

しかし「愛されていない」と判断するにはまだ早すぎるということも、事実たくさんあるのです。

男女の差や思い違い、思い込み、そして自分の固定観念や罪悪感など、いろいろなことが絡み合って今の悩みとして一時的に表面化しているだけということもあります。

まずは「本当に一ミリも愛されていない?」と自問自答してみることも、大事なのではないでしょうか。